通常の管理手続きでは状態の把握が困難な旧本丸等について、保護術式を使用した現地確認を行います。調査対象・観測内容は登録情報及び現地状況により異なります。
特殊環境下現地調査では、調査を行う審神者一名と、同行する刀剣男士一振りを一組として保護術式の対象に指定します。
保護術式は、対象者の生命に関わる危険を検知した場合、審神者と同行刀剣を現地から緊急帰還させます。そのため、本調査への同行は一振りに限られます。
ただし、本術式が保証するのは対象者の生命および緊急帰還のみです。調査中に生じた負傷・記憶・精神的影響、その他の影響が残らないことを保証するものではありません。
審神者及び所属刀剣男士全振りが一斉に行方不明となった旧本丸。捜索開始時から、本丸内では当時設定されていた景趣には存在しない満開の桜が多数確認されていた。その後、再利用に向けた整備工程において景趣の変更を行ったものの桜は消失せず、季節の変化にもかかわらず満開の状態を維持していることが確認された。
景趣設定と実際の風景が一致しない原因を調査し、本丸の再利用可否に関する判断材料を収集する。異常の解消は必須とせず、安全を優先する。
調査地点を選択してください。A~Cは任意の順番で確認できます。条件を満たすと、追加調査地点が開示されます。
現在の景趣には含まれない桜が、庭一面に満開となっている。
療養中の元審神者が、失踪直前まで長く過ごしていた部屋。
主要関与者候補を含む、旧所属刀剣男士たちの私室。
現在設定されている景趣には、これほど多くの桜は存在しない。それでも庭には、季節を無視して満開の桜が並んでいる。
同行刀は枝々を見上げ、何かを警戒するようにあなたの前へ出た。
長く放置された痕跡はあるが、部屋は荒らされていない。元審神者は療養のため、最後の数か月をこの部屋で過ごすことが多かったという。
多くの部屋は、長く戻らないことを知っていたかのように不自然なほど整っている。ただし、主要関与者候補の一振り――泛塵の部屋だけは、生活が途中で途切れたような状態だった。
過去の捜索では、この桜の根元も調べられている。土中を含め、元審神者や刀剣男士の所在を示すものは見つからなかった。今回も同じだった。
調査を終えようとしたとき、桜吹雪の向こうに小さな人影がいくつか見えた。顔までは分からない。短刀の刀剣男士ほどの背丈に見える。
「この本丸、気に入ってくれた?」
「桜は好きですか?」
同行刀が、答えないようあなたを制した。
取得した語句を入力してください。条件を満たすと、追加調査地点が開示されます。
必要な記録を確認してください。
案件名、審神者名、同行刀剣、条件観測、到達ENDを記載する、ネタバレを抑えた記念・シェア向け記録です。
調査順、選択、条件観測、取得情報など、今回の調査の軌跡を記載します。
はっ、と目を覚ます。
仕事続きで疲れていたのか、ついうとうとしてしまっていたらしい。
それにしても、なんだか不思議な夢を見た気がする。
たしか、刀剣男士が出てきたような――。
そう思ってその姿を探せば、すぐに見つけることができた。
ふと端末へ視線を戻す。
画面には、ちょうど応募しようと思っていた調査任務の案内が表示されている。
この任務は、刀剣男士一振りに同行してもらうことになるらしい。
ちょうどよかった。彼に頼んでみようか?
とはいえ、事前審査とやらもあるそうだから、本当にそうするかどうかは、そのあとにでも決めればいいだろう。